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農業集落排水事業

機能強化に係る具体的な工事内容

1 コンクリートの防食
生物膜法による処理施設等においては、コンクリートが腐食劣化環境にさらされている場合、その劣化が発生し、構造耐力を低下させ、コンクリート構造物の寿命を低下させることになります。このため、微生物に起因して生成される硫化水素と硫酸による微生物腐食劣化が進行している嫌気性ろ床槽第1室、第2室又は第3室の気相部及び液相部、並びに接触ばっ気槽第1室、汚泥濃縮槽及び汚泥貯留槽の気相部等のコンクリートを防食して、水槽の長寿命化を図ります。
※「微生物腐食」とは、細菌によって硫化水素や硫酸が生成され、コンクリートが浸食される現象です。


2 機器(単位装置)の交換や機能向上
処理機能の改善を行うため、ポンプ、ブロワ等の更新を行います。また、自動荒目スクリーン、自動微細目スクリーン及び破砕機の前処理設備を、補修費削減、維持管理性及び衛生面の向上のため、スクリーンユニットに変更するケースもあります。
処理施設を取り巻く環境の変化に応じるため、臭気対策を講じるケースもあります。

3 遠方監視システムの導入
農業集落排水施設の維持管理については、近年、整備の進捗や市町村の合併に伴い、その業務量が飛躍的に増えていることから、管理主体(市町村)にとって、その効率化を図ることが求められています。このため、巡回管理による維持管理を原則とする農業集落排水施設では、処理状況を把握する上で必要となるDO計やORP計、透視度計等の各種センサーを設置し、これらのデータを収集・蓄積・表示できる「遠方(遠隔)監視システム」によるモニタリング技術を導入した維持管理手法の普及が期待されています。今後、インターネットを通信手段とし通信規格を統一した遠方監視システムを導入することにより、経済的な遠方監視を実施することができます。

4 汚泥減量化装置の導入
農業集落排水施設から発生する汚泥は、乾燥化又はコンポスト化を行い農地に還元する等の計画にしなくてはなりませんが、その発生量は、農地に施用する量や時期等により需要量との間にミスマッチが生じる場合があります。このような場合に、汚泥の農地還元の円滑かつ効率的な実施につなげることを目的として、機能強化や資源循環(単独)の事業化を予定している地区において、汚泥減量化装置の導入を検討します。
また、汚泥減量化装置の導入に当たっては、関係する法令を遵守するとともに、現在このシステムが高度処理対象地区には適用できないといった制限があること等について、十分な検討が必要です。
なお、補助事業で導入する場合、汚泥減量化装置の必要性を明確にするとともに、「資源循環促進計画」との整合を図る必要があります。


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